脂肪溶解

質問等があるのでこちらで回答します。

脂肪溶解注射手順

この記事は、

※必ずしも安全を保証するものではありません。

※自己注射を勧めるものではありません。

※カベリンを打つ際に自分がこうしましたよ〜という記録です。

※自己注射は自己責任です。

※もしこの記事を参考に打ったとしても責任は負えません。

以上をご理解した方のみ読み進めてください。

 

 

準備

・シリンジ(注射器)

5mlか2.5ml,またはインスリン用の1mlシリンジが使用しやすいかと思います。

・注射針

あれば18G(薬液を吸い上げる用)と25〜34G(穿刺用)で準備しておくと楽です。なければ25〜34GでOK。Gはゲージと読みます。

・消毒綿

・薬液(カベリンとかの脂肪溶解薬)

・保冷剤

 


手順

1.薬液瓶の蓋をあけます。結構固いので怪我に気をつけてください。

2.ゴム栓部分を消毒綿で消毒します。

3.シリンジと注射針をセットします。(インスリン注射用の針などは一体型となっているものもあります)

4.注射針のキャップを外し、カベリンのゴム栓に垂直に刺します。

5.シリンジに薬液を吸い上げます。この時強く吸い上げると陰圧で気泡が舞い上がることがあるため、ゆっくり吸い上げてください。

シリンジに薬液を吸い終わったらキャップを閉めます。

6.打ちたい場所を保冷剤で冷やしておきます。(注射の時の痛みを減らすため)

7.消毒綿で打ちたい場所の皮膚を消毒します。

8.注射針を皮膚に刺します。

皮膚から30~40°の角度でしたら1cmほど針を進めます。角度がつくほど針の長さは短くて大丈夫です。また、顔の皮膚が薄い場合も短くて大丈夫です。

角度をつけると筋肉層へ刺さってしまったりすることがありますので注意してください。

9.薬液を注入します。

10.注入し終わったら針を抜いて消毒綿で押さえます。

 


注意事項

・一日量は3バイアル(顔1バイアル,体2バイアル)までです。違う部位に打つときは2~3日あけてから打ってください。肝臓や腎臓の障害を引き起こす可能性があります。

 

・皮下注射は以下のことを参考にしていただけますと、上手に打つことができるかと思います。

○だいたい表皮~真皮までは2~4mmあり、その下の脂肪層に薬剤を注入します。深く刺しすぎるとその奥の筋肉層に到達してしまいますが、浅すぎると脂肪層に届きません。浅すぎた時は薬液を注入した時に皮膚が透けて見えるようになりますので、皮膚から針を抜かずに刺したままもう少し深く針を進めてください。筋肉層は針が到達すると筋膜を破る感覚があります。皮膚に刺した時のプツッという感覚に似ているので筋肉に刺した時はわかりやすいかと思います。また薬液を入れたときに鈍痛がする方が多いので皮下との違いがわかります。

○体の部位などは皮膚をつまみ引っ張るようにしてから針で刺すと、筋肉まで刺すことがなく刺した時の痛みも抑えることができます。薬剤を注入するときはつまんだ手を離して大丈夫です。

○もし注射針を刺したときにシリンジに血液が逆流して来るようであれば血管に刺さっています。皮膚から針を抜いて血管に刺さらない場所に刺し直してください。

○針は抜いたときに5分ほど圧迫して止血すると内出血が広がらず、あざになりにくいです。シリンジに血液が逆流していなくても抜いたときに針穴から血が出るようであれば圧迫しておくとあざになりにくいです。

 

・カベリンであれば同一箇所には1週間〜10日ほど期間をあけて使用してください。このスパンで6〜8回繰り返し打つことで完成します。効果は早い方で3日からじっくり効いてきて、2〜3ヶ月後には脂肪の減少を実感します。

 

・カベリンは別部位には3〜5日あけて打つことができます。

・直射日光の当たらない涼しい場所で保管してください。常温保存です。

 

・打ったあと1〜2日ほど腫れ(発赤、腫脹、しこり)が生じます。個人差はありますが打つ量が多いほど腫れが治まるのもゆっくりになります。通常のワクチン注射などと違い、脂肪細胞膜を破壊する注射なので、注射した薬液が外に漏れ出さなくなっていればその日からマッサージ可能です。有酸素運動や水分の摂取も効果の一助となってくれます。積極的に行うことをお勧めします。

 

・体に異常が現れた場合は速やかに使用を中止してください。

 

・カベリンの場合、打つ量は以下を参考にしてください。

お顔

・額、鼻           1~4cc
・こめかみ(片側)          2cc
・頬骨部(片側)       1~4cc
・頬、法令線付近 (片側)    1~4cc
・口角      (片側)    1~4cc
・フェイスライン (片側)    1~8cc
・あご下(二重あご)             3~8cc

お身体

・二の腕(片側)   3~8cc
・脇肉(片側)    3~20cc
・背中                 8~24cc
・腹部                 8~24cc
・ヒップ(片側)   8~24cc
・太もも(片側)   8~24cc
・ひざ(片側)      2~8cc
・ふくらはぎ(片側) 4~16cc

例えば顎下に打つ時、2mlを4本用意し、右顎下、中央右寄り顎下、中央左顎下、左顎下というふうに打っていくと腫れやしこりにもなりにくく、満遍なく脂肪を減らせます。

フェイスラインなども同様に数箇所、薬液も数本に分けて打つ方がバランスが悪くなりづらいです。