脂肪溶解注射の種類の違いについて
脂肪溶解注射の種類っていっぱいありますよね。
BLNSneoとかカベリンとかFatXとかVFDIとかAQUALYXとかPluryalとか高麗人参注射とか言うけど結局どう違うの!?という方に説明させて下さい。
先に結論だけ知りたい方には
濃度はAQUALYX> Pluryal>kabelline
総合評価はPluryal> AQUALYX>kabellineと伝えておきます。これはツイートでも言ったか。
○脂肪溶解注射とは?
そもそも脂肪溶解注射というのは注入した部位の脂肪細胞を溶解して、体外に排出する注射です。脂肪細胞自体を破壊するのでリバウンドがしづらい。
主成分は、もともと脂肪肝や高脂血症の治療に
使われていた薬剤。溶解した脂肪や老廃物の排出を促進させる作用を混合した薬もあります。大体の注射はそう。メスを使わない切らない施術の為、腫れやダウンタイムが少なく、注射部位の血が止まりさえすれば施術直後からメイクも可能です。
ちなみに、溶け出した脂肪は血管を通り、そのまま汗や尿などと一緒に体外に排出されます。ただケトン体とか(代謝によって最終的になるやつ)になって排出されるはずなので、尿に油が浮くはずはありません。
おしっこに油が浮いてました〜!すごい効果!とか言ってる人はおしりに入れた坐薬とかが出たんじゃないですか?
デタラメな情報には騙されないようにしてくださいね。
○それぞれの違い
じゃあどう違うの?っていう話なんですが、濃度で見てみます。
強ければ強いほど溶解してくれますが、だから値段が高いとか良いとかいうわけではありません。
その他の腫れを抑える成分やら溶かした脂肪をどうにか頑張って排出しようとする成分が含まれていたり、痛くない方が良い。
というわけで、それぞれの成分と私の見解です。
☆BLNSneoの成分
・ヒバマタ(海藻)…抽出物コラーゲン、ミネラル、アミノ酸を含有。脂肪分解作用など
・チロシン(アミノ酸)…脂肪代謝促進、セルライト減少作用など
・アデノシン三リン酸(ATP)…血管拡張、血管新生の促進作用
・セイヨウトチノキ…今毛細血管の弾力性向上作用、抗炎症作用、浮腫の減少作用
・ペルシャグルミ…血管保護作用、血液循環促進作用
・デオキシコール酸…脂肪細胞膜を直接破壊して中性脂肪を取り除き、脂肪細胞を壊死させます。脂肪は静脈やリンパ管を通じて自然排出されます。
・アデノシンリン酸二ナトリウム…筋肉の活動性や細胞機能を高める作用
・メチルプロパンジオール…有効成分の浸透性向上作用、保湿作用
・マンヌロン酸メチルシラノール…脂肪分解作用、抗炎症作用、保湿作用
なんだかんだ言ってますが、要するに脂肪溶解の効果は弱めなのでいろんな抽出物(漢方のようなものと解釈していい)入れてますよって話。
これは…正直言うと効かなかったな…。やるだけ無駄。
☆カベリンの主成分
・デオキシコール酸:脂肪の乳化を促進し、排泄を促す
・アーティチョークエキス:脂肪組織を血液中に誘導し、排泄を促す
L-カルニチンなんかは筋トレやる人や運動する人には有名な成分。サプリでもあるし、薬としても存在します。こちらの方がまだ抽出物で誤魔化されてない感はあるものの、アーティチョークエキスという抽出物が入っています。
英語のサイトでkabelline composition(カベリン 成分)で検索しても「デオキシコール酸など」みたいなのばっかりでした。
ちなみに私の場合腫れは2日で治りました。効果を感じるのは2週間〜1ヶ月後。3日後とかいうのはそれ腫れが治まってるだけだから。騙されないぞ。
顔の効果はある。身体には効果ほぼない。
☆FatXの成分
・デオキシコール酸
以下のNAIS complex(Natural anti-inflammatory system)は、抗炎症効果、抗浮腫効や脂肪細胞の分解誘導などの効果があるとされ腫れや痛みを 1/2 に軽減させます。
・サラシナショウマ根抽出物/ツボクサ抽出物/クチナシ果実抽出物/フマリア・オフィキナリス(1年草)抽出物/オランダイチゴ草抽出物/アルギニン(アミノ酸)/ベタイン(アミノ酸)/ラフィノース(オリゴ糖)/イノシトール(ビタミン様物質)/ヒアルロン酸/ヒスチジン(アミノ酸)/グルタミン(アミノ酸)/グリシン(アミノ酸)/リジン(アミノ酸)/システイン(アミノ酸)/カルニチン(ビタミン様物質)
多い多い!!結局のところ、アミノ酸が多くて腫れと代謝に助かりますよ、という話。この注射は経験したことないんだけど口コミだと思ったより腫れるし、局所麻酔をやってからやるところもあるくらいなので結構痛いんじゃないでしょうか。痛いならこの後にくるもっと高濃度のやつ打つ方が効率的で経済的じゃないかな。
☆VFDI
デオキシコール酸0.05%なんでカモですね。営業妨害する気はないですけど、これはひどいカモってるなと思いますね。
ちなみにVFDI人参にゃんたらとかも0.075%です。カベリン打つ方がまだマシ。はい、次。
☆Pluryal
ホスファチジルコリン5%:私たちの体のあらゆる細胞に自然に存在し、不要な脂肪を溶かす成分です
デオキシコール酸2.4%:人間の胆汁に自然に存在し、溶媒として作用する二成分酸。脂肪を乳化する
これは自動翻訳使ってるからアレだけど、この2つしか出て来ない。基材は何使ってるんだよと思うけど、正直言うとこれが打ってみた中でトップレベルにいい。太ももやお腹や二の腕など身体に打つならカベリンよりいいかもしれない。
腫れはするけど1日でおさまるし、入れてる間も痛さは全然我慢できる。
何より効果が高い。この程度の痛みと引き換えにこの効果なの?ってくらい減る。効果は2週間くらいで感じられる。
具体的に言うと太ももについてた拳半分くらいの肉が1回の注射で消えた。私のVライン見せられないから写真はないんだけど想像してみてほしい。
(今度絵を描く予定です)
痛みが我慢できる!私めっちゃ強いの!って人は次のが一番良いので次のやつにしてください。
☆AQUALYX
由以下成分组成:注射用水 (87%)、3,6-脱水-L-半乳糖和 D-半乳糖 (0.5%)的聚合物、缓冲系统 (4.2%)、钠盐 (3α,5α,12α) -3,12-二羟基-5-胆烷-24-酸 (7.5%) 以及氯化钠 (0.8%)
中国語のサイトに詳しく書いてあった。翻訳すると、
次の成分で構成されています。
注射用水(87%)、L-AHG(0.5%):水分保持してくれる、ph安定剤(4.2%)、デオキシコール酸(7.5%)、塩化ナトリウム(0.8%)
これがめっっっっっちゃ効く。Pluryalと同じで高濃度だから打つ回数も少なくて済む。最高。ただ唯一の欠点が痛いこと。麻酔クリームとか塗ったり、キンッッッキンに打つ場所冷やしてからやってくださいね。凍傷には気をつけて。
腫れるけどそれも2日でおさまるし、まぁその後も触ったら痛いかな?程度で全然問題もないので打つ時の痛みを忘れた頃にケロッともう一回打って痛みに悶絶するのが私です。
以上、私見ではありますが脂肪溶解注射どれがいいの?って方の参考になればと思います。
まだやったことない方、楽しくて自己肯定感高まるので是非やってみてほしいです。
(ちなみに扇風機おばさんみたいになるのはヒアルのほうだし、あれは人体に入れるものじゃないないの入れてただけなので、この注射剤たちで死ぬことも顔がやばいことになることもないです。
5ちゃんの整形板とか見てたら、可愛い子たちはみんな整形してると知って愕然としましたが私も痩せられて本当によかった…周りから綺麗になったねって言われるこの喜びをみんなも感じてね…)
脂肪溶解注射手順
この記事は、
※必ずしも安全を保証するものではありません。
※自己注射を勧めるものではありません。
※カベリンを打つ際に自分がこうしましたよ〜という記録です。
※自己注射は自己責任です。
※もしこの記事を参考に打ったとしても責任は負えません。
以上をご理解した方のみ読み進めてください。
準備
・シリンジ(注射器)
5mlか2.5ml,またはインスリン用の1mlシリンジが使用しやすいかと思います。
・注射針
あれば18G(薬液を吸い上げる用)と25〜34G(穿刺用)で準備しておくと楽です。なければ25〜34GでOK。Gはゲージと読みます。
・消毒綿
・薬液(カベリンとかの脂肪溶解薬)
・保冷剤
手順
1.薬液瓶の蓋をあけます。結構固いので怪我に気をつけてください。
2.ゴム栓部分を消毒綿で消毒します。
3.シリンジと注射針をセットします。(インスリン注射用の針などは一体型となっているものもあります)
4.注射針のキャップを外し、カベリンのゴム栓に垂直に刺します。
5.シリンジに薬液を吸い上げます。この時強く吸い上げると陰圧で気泡が舞い上がることがあるため、ゆっくり吸い上げてください。
シリンジに薬液を吸い終わったらキャップを閉めます。
6.打ちたい場所を保冷剤で冷やしておきます。(注射の時の痛みを減らすため)
7.消毒綿で打ちたい場所の皮膚を消毒します。
8.注射針を皮膚に刺します。
皮膚から30~40°の角度でしたら1cmほど針を進めます。角度がつくほど針の長さは短くて大丈夫です。また、顔の皮膚が薄い場合も短くて大丈夫です。
角度をつけると筋肉層へ刺さってしまったりすることがありますので注意してください。
9.薬液を注入します。
10.注入し終わったら針を抜いて消毒綿で押さえます。
注意事項
・一日量は3バイアル(顔1バイアル,体2バイアル)までです。違う部位に打つときは2~3日あけてから打ってください。肝臓や腎臓の障害を引き起こす可能性があります。
・皮下注射は以下のことを参考にしていただけますと、上手に打つことができるかと思います。
○だいたい表皮~真皮までは2~4mmあり、その下の脂肪層に薬剤を注入します。深く刺しすぎるとその奥の筋肉層に到達してしまいますが、浅すぎると脂肪層に届きません。浅すぎた時は薬液を注入した時に皮膚が透けて見えるようになりますので、皮膚から針を抜かずに刺したままもう少し深く針を進めてください。筋肉層は針が到達すると筋膜を破る感覚があります。皮膚に刺した時のプツッという感覚に似ているので筋肉に刺した時はわかりやすいかと思います。また薬液を入れたときに鈍痛がする方が多いので皮下との違いがわかります。
○体の部位などは皮膚をつまみ引っ張るようにしてから針で刺すと、筋肉まで刺すことがなく刺した時の痛みも抑えることができます。薬剤を注入するときはつまんだ手を離して大丈夫です。
○もし注射針を刺したときにシリンジに血液が逆流して来るようであれば血管に刺さっています。皮膚から針を抜いて血管に刺さらない場所に刺し直してください。
○針は抜いたときに5分ほど圧迫して止血すると内出血が広がらず、あざになりにくいです。シリンジに血液が逆流していなくても抜いたときに針穴から血が出るようであれば圧迫しておくとあざになりにくいです。
・カベリンであれば同一箇所には1週間〜10日ほど期間をあけて使用してください。このスパンで6〜8回繰り返し打つことで完成します。効果は早い方で3日からじっくり効いてきて、2〜3ヶ月後には脂肪の減少を実感します。
・カベリンは別部位には3〜5日あけて打つことができます。
・直射日光の当たらない涼しい場所で保管してください。常温保存です。
・打ったあと1〜2日ほど腫れ(発赤、腫脹、しこり)が生じます。個人差はありますが打つ量が多いほど腫れが治まるのもゆっくりになります。通常のワクチン注射などと違い、脂肪細胞膜を破壊する注射なので、注射した薬液が外に漏れ出さなくなっていればその日からマッサージ可能です。有酸素運動や水分の摂取も効果の一助となってくれます。積極的に行うことをお勧めします。
・体に異常が現れた場合は速やかに使用を中止してください。
・カベリンの場合、打つ量は以下を参考にしてください。
お顔
・額、鼻 1~4cc
・こめかみ(片側) 2cc
・頬骨部(片側) 1~4cc
・頬、法令線付近 (片側) 1~4cc
・口角 (片側) 1~4cc
・フェイスライン (片側) 1~8cc
・あご下(二重あご) 3~8cc
お身体
・二の腕(片側) 3~8cc
・脇肉(片側) 3~20cc
・背中 8~24cc
・腹部 8~24cc
・ヒップ(片側) 8~24cc
・太もも(片側) 8~24cc
・ひざ(片側) 2~8cc
・ふくらはぎ(片側) 4~16cc
例えば顎下に打つ時、2mlを4本用意し、右顎下、中央右寄り顎下、中央左顎下、左顎下というふうに打っていくと腫れやしこりにもなりにくく、満遍なく脂肪を減らせます。
フェイスラインなども同様に数箇所、薬液も数本に分けて打つ方がバランスが悪くなりづらいです。